子どもが熱性けいれんを起こしたら|親が落ち着いてやること・119番を呼ぶ基準【消防士の妻がまとめました】

救急・応急手当

我が子が突然、白目をむいて手足をガタガタ——。
熱性けいれんを初めて見たとき、多くの親はパニックになります。私もそうでした。

でも知っておいてほしいのは、熱性けいれんの多くは数分で自然に止まり、後遺症もなく治るということ。大切なのは、慌てず、正しく動くことです。消防士の夫に「現場でどう見るか」を聞いてまとめました。

⚠️ この記事は一般的な対応の紹介です。判断に迷ったらためらわず119番を。

熱性けいれんって?

生後6ヶ月〜5歳ごろの子どもが、発熱(38度以上)に伴って起こすけいれんです。多くは数分以内に治まり、命に関わることはほとんどありません。とはいえ、見極めるポイントはあります。

まず、親がやること(落ち着いて)

  1. ⏱️ 時間を計る(スマホのタイマーをすぐ起動)。「何分続いたか」が超重要
  2. 🛏️ 横向きに寝かせる(吐いたものが詰まらないように)
  3. 🧸 周りの危険な物をどける(ぶつけてケガしないように)
  4. 👀 様子を観察(手足の動き・目の向き・体の左右差)。できればスマホで動画を撮る最高の情報になります

❌ やってはいけないこと

良かれと思ってやりがちな、危険なNGです。

  • ❌ 口に物(指・箸・タオル)を入れない…「舌を噛む」防止のつもりが、窒息やケガのもと
  • ❌ 押さえつけない・揺さぶらない
  • ❌ 大声で何度も呼びかけ続けない(刺激になる)

🚨 119番を呼ぶ基準(迷ったら呼んでいい)

夫いわく「5分が大きな目安」。次のどれかなら、すぐ119番です。けいれんの動画を撮ると最高の情報源になる。

☎️ 迷ったら #7119(救急安心センター)でも相談できます。救急隊は「来なくてよかった」とは思いません。呼んでいいんです。

病院・救急隊に伝えるとスムーズな情報

落ち着いたら、これをメモして伝えると診断が早くなります。

  • けいれんが始まった時刻と続いた時間
  • 様子(手足・目・左右差・意識)/撮った動画
  • 発熱はいつから・最高体温
  • 過去のけいれんの有無、使った薬(解熱剤・ダイアップ坐薬など)

💡 母子手帳とお薬手帳を救急バッグに入れておくと、いざという時とても役立ちます。

🏠 建築士の視点:けいれんの「ケガ」は寝る環境で防げる

熱性けいれん自体は多くが数分で治まりますが、こわいのは「けいれん中に体が動いて、近くの物にぶつかってケガをする」こと。これは住まいの工夫で減らせます。

① 寝かせる場所のまわりを片付けておく

発熱しているときは、子どもが寝ている場所のまわりから「ぶつかると危ない物」をどけておきましょう。

  • 角のとがった家具(テーブル・棚の角)
  • 硬い物・割れる物(ガラス、陶器、リモコン、おもちゃ)
  • ストーブ・ヒーターなど熱い物
  • コード類(引っかかって物が落ちてくる)

「熱が出てきたな」と思ったら、寝る場所の半径1mを“何もない安全地帯”にしておくイメージです。

② 発熱時は「ベッドより床の布団」が安全

意外と知られていませんが、けいれん中に体が動いて転落すると、ベッドは高さがあるぶん頭などを強く打つ危険があります。そこで、けいれんを起こしやすい発熱時だけでも、ベッドではなく床に敷いた布団で寝かせると、転落による受傷リスクをぐっと減らせます。普段ベッドのお子さんも、熱が高い夜は床の布団に切り替えるのがおすすめです。

③ 家具と床に“クッション”を

  • 家具の角には「コーナーガード(角あて)」を付ける
  • フローリングには厚めのラグやマットを敷くと、転んだときの衝撃がやわらぐ
  • 階段や段差のすぐそばで寝かせない

普段からこの環境を整えておくと、けいれんのときだけでなく、寝ぼけて落ちる・つまずくといった日常のケガも防げます。

まとめ

  • 熱性けいれんの多くは数分で治まり、後遺症は残らない。まず落ち着く
  • 時間を計る/横向き/危険物をどける/動画
  • 口に物を入れない・押さえつけない
  • 5分以上・繰り返す・意識が戻らない・6ヶ月未満などは即119番
  • 迷ったら#7119、母子手帳とお薬手帳を常備
  • 普段から寝る環境を整えて、けいれん中のケガを防ぐ

正しく知っていれば、あの怖い数分間も、落ち着いて乗り越えられます。

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